アレルギー疾患(花粉症について)
一言にアレルギーと言っても漠然としていてピンとこないかもしれませんが、身近には花粉症や喘息(ぜんそく)、アトピー性皮膚炎などが解りやすいかと思います。アレルギーは、遺伝的要因が強く影響するといわれています。途上国には少なく、豊かな国に多い疾患だとも言われています。その大きな原因とは何なのでしょうか?最近には過去20年間で小児喘息の発症率は約3倍になったという統計がでてきました。国は「遺伝的な要因だけでは解明できない。環境的な要因も関係していると考えるのが自然だ」と発表しています。何が日本人を変えたのでしょうか?増え続けるアレルギーについて考えてみましょう。
例えば、花粉症!
3月~6月くらいに一番発症数が増えてきて鼻水、目のかゆみ、のどのかゆみ、などなど不快な症状で悩まされる患者さんも多いかと思います。ダメなのは解っていてもお薬が手放せない人も多いのではないですか?そもそも花粉症なんていう疾患が増えてきたのは最近ですよね?私が子供の頃はあまり聞かない名前でした。私は奈良県で育ちました。ご存じのように奈良県は吉野杉がたくさん育っています。花粉がたくさん飛んでいるはずです。では、奈良県民(特に吉野に住む人)は花粉症だらけですか?答えは「そうでも無い」です。実は、花粉症は都会に住む人がたくさん発症しているのです。
おかしいですよね??
花粉症の原因が花粉なら田舎の人の方が多く発症するでしょう?ではなぜ花粉症は発症するのでしょう?
忘れていけないのは、花粉症はアレルギー疾患だということです。アレルギーは、体質や環境問題、食生活などが大きく影響します。体は体内に入ってきた毒素を体の外に押し出す機能が備わっています。(副交感神経反射)
昔の日本人とくらべて食べ物の欧米化、環境の悪化、ストレスの増加、本来の日本人の遺伝子とは違いすぎる環境になってしまいました。これこそが花粉症の原因だと考えます。
食べ物の欧米化!とくに動物性のタンパク質!
動物性のタンパク質には問題がありまして、まず、他の栄養素(タンパク質、炭水化物、脂質が3大栄養素)に比べて分子構造が大きいので分解にたくさんのエネルギーが使われます。よって体は疲れます。もうひとつ、これが大事なのですが、炭水化物と脂質は、酸素と水素と炭素でできています。タンパク質はそこに窒素が加わります。窒素は分解する過程でアンモニアや尿素などの毒性の強い物質がでてきます。それらを分解するのに肝臓や腎臓が働きすごく疲れます。また、アンモニア、尿素は免疫系を刺激してアレルギーのリスクを上げてしまいます。これらの理由でお勧めできる栄養素ではないです。確かに極端にとらなさすぎるのも問題で、人間の体の成長にタンパクは絶対に必要です。が、現代社会は飽食の時代です。皆さん食べ過ぎて病気になっている時代です。少し減らす意識がないととりすぎになってしまいます。出来るだけ動物性のタンパク質の食べすぎに注意しましょう。(乳製品もアレルギーを誘発しやすいです)
また、ストレスは自律神経の機能を乱してしまうため過剰な副交感神経の反射をきたしてしまいます。昼間にストレスが掛りすぎるとその状態をもとに戻す時に副交感神経が過剰にはたらきます。例えるなら、車のスピードを出しすぎると止まる時は急ブレーキになるみたいなものです。ゆっくり走っている車は、止まる時も楽ですよね?
また、お薬の常用は自律神経を緊張させるのでかえって治りにくい体質になります。また、お薬は、肝臓に余計な負担をかけます。それは異物のほとんどを代謝するのが肝臓の仕事だからです。異物を押し出すための反射が鼻や目の症状なので思い切って出してしまうのも大事です。生活、仕事の邪魔になるなら半分だけ止めるくらいの考えでないと毎年いたちごっこになり、つらい症状の袋小路から出られなくなります。
小児ぜんそくやアトピー性皮膚炎、リウマチ、バセドー病、これらもアレルギー性疾患(内因性)です。自己免疫疾患ともいわれ、まさしく自分の免疫の誤作動で発症してしまう病気です。今世界中で難病と言われている病気のほとんどが自己免疫疾患です。現代医学の不得意な分野だとも言われています。体を健康に保つために、また、免疫機能を落とさないために普段の生活スタイルを見つめなおす事も大事です。
アレルギー疾患の発症を減らすために、
・食生活を見直す(過剰な動物性タンパク質を控える)(ニンニクやショウガ、色の濃い野菜、寒い地方に住む魚をたくさん食べる)(昭和30年代の日本食がベスト)
・乾布摩擦や適度な体操をする(乾布摩擦は自律神経の調整に役立つ)(体操は健康維持に役立ち、リラックス効果もある)
・睡眠時間をたっぷりとる(疲れを残さないため、回復反射をおこしやすくするため)
・無駄なお薬は飲まない(根本的な解決にはならない、自律神経を緊張させる)(肝臓に負担をかける)
これらの習慣に近付けて生活を送るようにお勧めいたします。

