どんな枕がいいですか?

肩こり、頚こり、頭痛、などの症状で来院中の患者さんで最も多い質問が枕についてです。

単純計算でいくと、人生の三分の一は寝ています。これは昼間にうけたダメージを睡眠中に回復するためで仕方のないことです。その大事な睡眠を質の良い睡眠にするのか、質の悪い睡眠にするのかは、とても重要な事で健康に大きく影響する事です。

枕についてはたくさんの考え方があって、たくさんの情報がありますが、ポイントは、

・仰向けに寝た時に極端に顎が上がったり下がったりしない事

・寝がえりがしやすい事

この2つだと言えます。頚に合っていない枕で顎が極端に上がっていると頚椎(関節)に負担が掛ってしまいますし、顎が極端に下がってしまうと頚の筋肉が伸ばされて血流が悪くなります。ちなみに高い枕を好む人には、ひどい頭痛もちの人が多いというデータもありますし、脳腫瘍、脳梗塞も多くなるというデータもあるぐらいです。それは高い枕によって頭に流れる血流が少なくなるからだと考えられています。また頚にあっていない枕をしていると睡眠中に体の力が抜けなくて寝返りをしにくくなります。これは大問題です。寝返りは寝ている間に自分で施す整体術だと考えられていて、健康な人ほど質の良い寝返りをたくさんします。

一般的に良い枕の高さとは、自分の握りこぶしの高さぐらいと言われています。そのぐらいの高さの枕を首ではなくて後頭部に当てるイメージで寝るのがいいとされています。こぶこぶの枕や、ふわふわの枕より少し硬くてフラットな枕のほうが首には良いでしょう。

が・・・・・

本当は自分の首に合った枕を探すより、自分の首の質を上げる方が正しい選択です。

というのも例えば、幼稚園児などの小さな子供さんはどんな枕をしてても朝起きて首が痛いなんてことはないですよね?子供さんの首は非常に柔らかく質が良いので自分の首で枕を調節できるのです。寝汗をたくさんかいて、よく寝返りもします。まさしく質の良い睡眠です。逆に、首の堅い人はちょっと枕が変わると筋違いを起こして大変なめにあいます。睡眠の質もあまり良くないでしょう。このような首のトラブルを抱えた人が枕探しをしてもなかなか大変です。

どうしても自分にフィットする枕が見つからない方は一度首の調整をお勧めします。