四十肩・五十肩

この症状の本当の名前は「肩関節周囲炎」といいます。

肩から腕にかけて痛みがててきて動かなくなってきます。

腕を上げたり後ろに回したり、本来できるはずの動きができなくなります。

発症のメカニズムは全ては解明されていませんが、長年の肩こりや首こりがこじれだしたタイミングで発症しやすいのは確かです。

あと、長年の生活習慣も大きく影響していると考えられています。例えば、睡眠中、右肩を下に寝る癖のある人は、長い時間右肩を下にしてしまうために右肩が長時間圧迫されて血流が悪くなりますよね?そうすると、右肩に疲労が蓄積し、あるタイミングで発症してしまいやすいです。あるいは、カバンなどをかけやすい方の肩って決まってませんか?右肩はかけやすいけど左肩はかけにくいなど。この場合右肩に頻繁に重みがかかるため右肩に発症しやすいです。他には、冷房や扇風機の風がよく当たっている方の側に多く発症したり、風邪をひいて治ったタイミングで発症したりといろいろ発症のタイミングは解ってきてはいるんですが、まだ確率論の域を超えません。

ところで皆さんは四十肩を発症した患者さんの話を聞いた事はありますか?

「いろいろ治療したけど結局は時間の問題で一年ぐらいしたら自然と治ったよ!」

「適度に体操を頑張ってたら自然と治ったよ!」

などの意見聞いた事ないですか?

患者さんが一番不快になるのは「痛み」の感覚だと思うんですが、四十肩、五十肩は痛みが取れたからといって治ったわけではないのです。「痛み」が取れて「関節の可動域」が戻って「筋力」が戻って初めて治ったといえます。

経験談をお聞きしていると完全治癒ではない場合がすごく多いです。この場合、高い確率で反対の肩に発症する患者さんが多いです。当院の患者さんも時間差で両肩に発症してから来院されるケースが多いです。これは人間の体に備わっている「連動制」の機能のためです。

人間の体は「かばいあい」、「補い合い」をして動く習性があります。右肩が痛くて動かしにくいと左肩が右肩の機能を補います。右肩の四十肩が完全に治りきらないままでおいておくと左肩に負担がかかって左肩に四十肩を発症するという訳です。この場合の治療は大変で、先に発症した肩の治療を終わらせないと後に発症した肩は治りにくいからです。

また体の連動制は肩と肩だけではないのです。

肩関節は股関節と、強く、強く連動しています。五十肩が治まったあと股関節痛や腰痛がでてくる患者さんって凄く多いんですよ!

四十肩、五十肩を発症中の患者さんは、大変だとは思いますが、あきらめず、最後まで、完全治癒まで頑張って下さい。

これからの患者さんはぜひ当院にご相談下さい。