膝痛

膝痛といっても、例えば正座ができない人や歩いていても痛い人、階段がダメな人、いろいろなパターンがあります。

ある程度年齢がいくと骨の変形もでてきやすい場所なので「変形性膝関節症」と診断され手術をすすめられるようなケースも多くあると思います。当院に来院される患者さんにも、一度手術の経験があるひとは何人もおられます。その患者さんの正直な感想は「手術はしなければよかった」や「思ってた結果じゃなかった」というケ-スが多いです。病院で変形のある場所はきれいに治してもらったのになぜ思っていた結果が出ないのでしょう?

それは「痛みの原因が変形にない」からです。

実は変形が痛みの原因なのではなく、骨が変形するほど筋肉が引っ張っていることが痛みの原因なのです。

長年に渡り膝の周りの筋肉が硬く凝り固まっていると、膝周辺の組織に血液が循環しにくくなります。循環しにくいと組織に栄養がいきわたらないので老化が早く進行します。また、循環しないと老廃物が蓄積します。この老廃物とカルシウムが結合したのが「骨きょく」という、いわゆる変形の正体です。水が勢いよく流れている川にはゴミがたまりにくいけど、ちょろちょろっとしか流れていない川にはゴミがたまりますよね?そんな感じです。

つまり、原因を治さないで結果的に起こった変形をどんなに頑張って治しても痛みは取れないという訳です。

また、膝が痛くて病院でレントゲン検査をしたけど異常がない。のに、膝が痛い!という患者さんもたくさんおられます。

膝に異常がないのに膝が痛いのは変じゃないかと思っている患者さんは多いですが、変じゃないんです。

人間は体中で連動性を持っているため他の場所からの痛みの信号が膝の痛みとして感じるケースもあるんです。例えば、ひじ!

パソコンや買い物袋、中にはゴルフなど、知らず知らずの内にひじに負担が掛っていて、それがとつぜん膝痛として出てくることも多いです。それこそ、原因と結果です。ぴったり合致しないと絶対に治らないです。いろんな治療院に行ったけど治りきらない患者さんはたくさんいると思いますが、膝の治療をひじでしたことはありますか?

また、階段の上り下り、正座、歩行などの運動は、いろいろな筋肉が連動性をもって動くことでできる運動です。決して膝だけの運動ではないのです。

膝痛を治すためには、その連動性をもっているすべての筋肉を緩める必要があります。